対象床材

  • 無垢
    挽板/突板

    ウレタン/UV
  • 無垢

    オイル
  • シート

    シート貼り

オイル塗装仕上げフロアのお取り扱い

オイル塗装仕上げフロアは、普段のお手入れはほかのフローリングと同様ですが、 表面毛羽立ちやカサつきが見られたらオイルメンテナンスを行ってください。

オイル塗装仕上げとは

使用するオイル塗料の成分は、すべて厳選された天然素材から作られており、シックハウス、アレルギーの原因とされる化学物質は一切含まれておりません。 一般的な塗装と違い、フロア表面にオイルを染み込ませるだけで、塗料(樹脂)による塗装皮膜を形成しません。そのため、直接木に触れて、無垢材の温かみと適度な弾力性を感じていただけます。 その反面、塗装皮膜がないため、一般の塗装フロアに比べて傷や摩耗、水分に弱いと言えます。 以上のことをご理解いただき、日頃のお手入れを行っていただくことで、永く美しさを保つことができます。

オイル塗装仕上げのお手入れ

普段のお手入れ
日常のお手入れは、から拭きで十分です。汚れがひどい場合は、固く絞った雑巾で拭き取ってください。
ラッカー薄め液(シンナー)などの溶液類、洗剤、ウエットシートは絶対に使用しないでください。
人の出入りの多い場所は
どうしても摩耗は避けられません。ツヤなどの状態を確認しながら、表面に毛羽立ち、カサつきが見られたらオイルメンテナンスを行ってください。

オイルメンテナンスのタイミング

オイルは、フロア表面のツヤを確認し、見た目がカサカサしてきたり、触ってガサガサしてきたら塗るようにしましょう。
普段の生活でよく歩くところはツルツルしていても、窓際は表面が乾燥したり、ダイニングテーブル下などは水分が落ちやすいので表面が荒れてきます。そのような場合は、部屋全体をオイルがけするのではなく、部分的なオイルがけをお勧めします。

オイルメンテナンスの方法

リスダンケミカル「オイルフレッシュ」でのお手入れをお勧めします。
「オイルフレッシュ」は、エノ油や蜜ロウなどの天然由来成分と、FDA(米国食品医薬品局)規格適合の安全性の高い溶液を配合しています。木の持つぬくもりと、木目の美しさを活かしながら木を潤わせて保護します。

準備するもの

  • 下準備の床掃除
    ・掃除機やフローリングモップ
    ・水拭き用の布
  • オイルがけに必要なもの
    ・オイル
    ・塗布用カップ(オイルを入れる容器)
    ・塗布用ハケまたは布
    ・拭き上げ用の布
オイルには、化学物質や着色剤が含まれているものもありますので、ご注意ください。 また、自然系オイルは開封後酸化により茶色くなります。ご購入時は少量からの使用をお勧めします。

オイルがけの基本

1 天気の良い日を選ぶ
風通しを良くします。室温が低い時(5℃以下)や湿度が非常に高いときのオイルがけは乾きにくくなりますので避けましょう。
2 まず床を掃除
まず、床表面のチリ・ホコリを掃除機やフローリングモップなどで取り除きます。
3 水拭きで汚れを取る
固くしぼった布で水拭きを行い、汚れを取り除きます。できる限り水分は少なめにし、洗剤は使わないでください。その後、完全に乾くまで待ちます。
4 オイルの準備
オイルを事前によく振り混ぜてから、塗布用カップに適量を入れます。
※分量は1リットルで25~33平方メートル、15~20畳が目安です。
5 オイルを塗る①〜部屋の奥から〜
オイルは、部屋の奥から塗りはじめましょう。出入り口方向へ後退するようなイメージで、足場を残しながら、オイルがけしたところを踏まないようにしましょう。
6 オイルを塗る②〜薄くムラなく〜
オイルは直接フロアにまかず、ハケまたは布にしみ込ませて塗布します。木目に沿って薄くムラなく塗ってください。
7 オイルを拭き上げる
塗布後、直ちにフロアにしみ込まず表面に残ったオイルを布で木目に沿って拭き取ってください。使用する布はポリエステル系の化学ぞうきんではなく、綿素材のやわらかく乾いた布を使用してください。
8 完全に乾かす
拭き上げ後、24時間ほど乾燥させましょう。その間は、家具やじゅうたんの配置も避けてください。

ご注意ください

使用後の道具の取り扱いについて

  • 使用後のオイルを含んだハケ、クロスなどは、化学反応により自然発火の恐れがありますので、必ず水に浸してから処分してください
      (オイル自体には自然発火の恐れはありません)。
  • お手入れ後、手などについたオイルは家庭用洗剤で洗い落とせます。
  • 使用後のオイルは速やかに密閉し、冷暗所に保管してください。一度開封したオイルは、約6ヵ月を使用期限の目安としてください。

オイル塗装仕上げの傷や汚れの補修方法

フロアの表面についたスリ傷、汚れ、シミは、お客様で補修していただくことで目立たなくすることができます。

1 研磨材で汚れ部分を除去
市販の研磨パッドで、木目に沿って軽く擦り、スリ傷・汚れ・シミを取り除きます。
※研磨パッドは目の細かいもの(#400以上)を使用してください。ホームセンターなどで入手できます。
2 オイルを塗布
研磨パッドで擦った部分にオイルを塗り、その後拭き上げます。 手順は、前記の「オイルメンテナンスの方法」に従ってください。
使用したオイルや道具の取り扱いについては、前記「オイルメンテナンスの方法」に従ってください。