対象床材

  • 無垢
    挽板/突板

    ウレタン/UV
  • 無垢

    オイル
  • シート

    シート貼り

ワックスがけ

フロアを永く美しく保つためにはワックスがけも一つの方法です。
しかし、一方で間違ったワックスがけをしてしまうと、美しさが損なわれることになります。
十分にご理解の上、ワックスがけをしてください。

ワックスがけの基本

部屋の利用度によってフロアの汚れや傷みは異なります。ツヤ感がなくなってきたり、汚れが目立つと感じたときにワックスがけをすれば大丈夫です。よく利用する場所であれば、半年に1回程度のワックスがけが目安です。ワックスをかけると、床を保護する膜ができて、傷や汚れがつきにくくなります。ふだんのお手入れもラクになり、フロアも長持ちするようになります。 ワックスがけする前に、フロア表面の汚れをクリーナーなどで除去しましょう。

ワックスの選び方

ワックスにはフロアの表面仕上げの種類によって「適合するもの」「不適合なもの」があります。不適合なワックスを使用してしまうと、ワックスがけ後のトラブルの元となってしまいます。ご使用のフロアの種類をよく確認して、そのフロアに合ったワックスを使用してください。
◎下記の「ワックス選び早見表」をご参照ください。
また、ワックスには「ツヤあり」タイプと「ツヤなし」タイプがあります。もとのフロアに光沢がある場合やピカピカの床がお好きな方には、ツヤありのタイプをお勧めします。 光沢のない床や落ち着いた床がお好きな方には、ツヤなしのタイプをお勧めします。

ご注意ください

フロアの種類によって「ワックスがけの不要なもの」「ワックスを塗ってはいけないもの」がありますのでご注意ください。

ワックス不要なフロアもあります
フロアには、汚れが付着しにくいように表面仕上げの塗装をしているものがあります。また、シート貼りフロアもシートの表面にはもともと汚れが付着しにくいように加工されています。これらは、ワックスをかけなくても、汚れを簡単に拭き取れるようになっています。 お客様のご希望があればワックスをかけることは可能です。
ただし、ワックスの種類を間違うとワックスのはじきやはがれが起こる可能性があります。 また、ワックスがけをしてしまうと、もともとのフロアの性能や質感が損なわれてしまいますので、十分にご注意ください。
※ワックスがけをする際は、次ページの当社推奨ワックスをご使用ください。
オイル塗装仕上げのフロアにワックスは厳禁!
オイル塗装仕上げのフロアにワックスを塗ってしまうと、木材が水分を吸い込んでしまい、後に乾燥して割れが発生したり、木材の油分が抜ける可能性があります。 トラブルの原因になるので、オイル塗装仕上げのフロアにはワックスを使用しないでください。 お手入れの際には、専用の保護オイルをご使用ください。

ご使用のフロアの種類が分からないときは、
当社もしくは購入されたハウスメーカー・工務店などにご確認ください。

ワックス選び早見表

※フロアの種類については「ご使用のフロアの種類は?」でご確認ください。

ワックスを塗ることにより、もとのフロアと表面の質感が変わってきます。(手触り感、透明感、光沢など)
これはフロアの問題ではなく、それぞれのワックスの特性によるものですのでご理解ください。

ワックスのかけ方

1 天気の良い日を選ぶ
風通しを良くします。室温が低い時(5℃以下)や湿度が非常に高いときのワックスがけは避けてください。表面が白くなってしまうことがあります。
2 まず床を掃除
まず、床表面のチリ・ホコリを掃除機やフローリングモップなどで取り除きます。汚れが残ったままワックスがけをすると、フロアが黒ずむことがあるので、しっかりと掃除しましょう。
3 水拭きで汚れを取る
きれいに水洗いした雑巾を固く絞って水拭きを2回行います。クリーナーを使用した場合は、仕上げの水拭きをし、溝に残らないようにきれいに拭き取り、よく乾かしてください。
4 完全に乾かす
30分ほど放置し、完全に乾かしましょう。 床に水分が残っているとワックスがきれいにかからなかったり、表面が白くなってしまうことがあります。
5 ワックスを塗る①〜部屋の奥から〜
ワックスは、かならず部屋の奥から塗りはじめましょう。出入り口方向へ後退するようなイメージで、足場を残しながら、ワックスがけしたところを踏まないようにしましょう。
6 ワックスを塗る②〜薄くムラなく〜
ワックスは容器に入れてから布等に含ませ、しずくが落ちない程度に絞ります。木目に沿って薄くムラなく塗り広げましょう。
ワックスをフロア表面に多量に撒き散らさないように!
⇒目地のふくれ、床鳴りの原因となります。
7 ワックスを塗る③〜きれいな仕上げ〜
壁や家具の端から2cmぐらい離して塗布すると、壁や柱にワックスが付かずにきれいに仕上がります。
8 完全に乾かす
塗り終わったら、風通しを良くして、完全に乾燥させましょう。季節によって異なりますが、だいたい20~30分程度で乾きます。
ワックスが完全に乾くまでは、上に乗らないように!

ご注意ください

ワックスがけをした後の注意事項

フロアの表面が白くなる
こぼれたままの水分や濡れた布等を放置しておくとワックスが白くなることがあります。 また、化学ぞうきん・化学モップを使用してもワックスが白くなることがありますので、ご注意ください。
ワックスが剥がれてしまう
フロアの種類によってお勧めするワックスが異なります。お勧めのワックス以外を使用するとワックスが剥がれてくることがあります。また、こぼれた水分を放置しておくとワックスが剥がれる可能性があります。